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HOME > 2012年7月-9月(No.2) > 連載 > 日本品質奨励賞への道(羽生田製作所) Part2

日本品質奨励賞への道 第2回 羽生田製作所 Part2 取り組み紹介 TQM活動の推進で「魂を込めたものづくり」集団を形成 (株)羽生田製作所 代表取締役 窪田 和司氏

はじめに

(1) 概要

(株)羽生田製作所は、1952年に新潟県にて創業、1963年の株式会社設立にともない、現在の新潟県南蒲原郡田上町に新工場を建設した(表1)。

設立当初の事業は、暖房機器の部品の企画から設計開発、製造であった。その後、文房具用品(特にホチキスとパンチ)を開発し、一時は国内の同製品の大半を請負い製造するなど、事業を拡大してきた。また、スポーツ用品卸売業者と共同で学校体育機器(ライン引きやハードルなど)を開発・設計、当社で製造し、国内トップシェアを誇る。現在は、台所用品、医療、介護用品分野にも活動の範囲を広げ、開発・設計、生産、倉庫管理までの一貫した生産体制により、企業理念である「羽生田魂」(図1)のもと、「魂を込めたものづくり」をスローガンに、顧客の期待に応えている。

※画像クリックで拡大できます。 表1 沿革
表1 沿革
※画像クリックで拡大できます。 図1 羽生田魂
図1 羽生田魂

(2) 主要技術と製品:高い付加価値を顧客に提供する

創業時は製造・組立が中心だったが、その後、量産加工の効率化を図り、自動化や新たな製造技術を開発し、会社を発展させてきた。そして、企画・開発・設計、金型製作、プレス加工、溶接、溶剤塗装、コンベアライン組立へと生産能力を拡大し、開発から完成品までの一貫生産体制を築いてきた。

また、時代の変化に沿って、多品種少量生産やマーケットインに対応させるため、レーザー・タレパン加工、ロボット溶接、粉体塗装、少人数組立、製品倉庫の充実など、より高い付加価値を顧客に提供することをめざしてきた。メーカーや製造ラインをもたない企業のアイデアを柔軟な発想、豊富な経験によって現実のカタチにし、高い技術力で製品化している。企画・設計、試作品づくりから製品完成、ユーザーへの出荷までの一貫生産体制をとり、顧客にとって最高のパートナーカンパニーとなるべく邁進している。

※画像クリックで拡大できます。 図2 主要製品の構成比と特徴
図2 主要製品の構成比と特徴

当社は自社ブランドをもたず、多種多様なメーカーやファブレスメーカーに「ものづくりのトータルサービス」を提供している。主要製品は暖房機器、キッチン関連機器、学校体育機器、医療・介護機器の4分野である(図2)。暖房機器は、下請取引先でも唯一、完成品までの生産を任され、キッチン関連機器、学校体育機器や医療・介護機器に至っては、開発・設計から携わっている。当社独自、またはお客様と共同での特許の出願も行っている。春から夏にかけて学校体育機器、秋から冬は暖房機器、冬から春は医療介護機器、年間を通してキッチン関連機器というように、生産体制の平準化を図っていることも特徴である。

新たな分野への挑戦も模索している。新製品の開発・商品改良など分野の隔てなく対応できることがわれわれの強みであり、「こんなものをつくりたい」というお客様の発想をカタチにしている。今後も創業以来培った技術、経験をもとに、各分野のリーディング企業の製品づくりの一端を担っていく。

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