クオリティマネジメント Quality Management

文字サイズ
  • 標準
  • 拡大
ログイン
掲載情報をメールでお知らせします。
購読申込
HOME > 2012年10月-12月(No.3) > 特別企画 > 「第95回品質管理シンポジウム」連動特別企画

「第95回品質管理シンポジウム」連動特別企画 企業が飛躍するための新商品創造 心ときめく、ワクワクした商品の継続的な提供 村山 輝道 アイシン精機(株) TQM・PM推進室 主査

日本発のヒット商品は減っているか?

※画像クリックで拡大できます。 表1 ヒット商品番付横綱
表1 ヒット商品番付横綱
図1 主要国の特許出願件数
図1 主要国の特許出願件数
図2 日本の国際競争力推移
図2 日本の国際競争力推移

まず、表1を見ていただきたい。これは、『日経流通新聞』が毎年、年度末に公開する(国内の)「ヒット商品番付」で横綱となった商品を年代ごとに抜粋したもので、ヒット商品からその時代のライフスタイルが見えてくる。どのような商品がヒットするのかは、その時代の社会構造や企業の技術力によるところが大きい。

1970年当時、映画「007」シリーズでは、2000年代にヒット商品となる携帯電話やGPS追跡システムがすでに登場していた。夢を描き、追いつづけることが、“夢”を“商品”に変えるのかもしれない。一方、人間は太古の時代から「空を飛びたい」という夢をもっていた。しかし、その夢が実現したのは、たった100年前の出来事である。夢を形に変えるには、技術も必要なのである。

さて、図1は、主要国の特許出願件数の推移である。近年、欧米や中国が右肩上りに増加しているにもかかわらず、日本は、2000年を境に出願件数が減少している。

また、図2は、スイスのIMD(国際経営開発研究所)が毎年発表している「国際競争力年報」で紹介されているもので、世界の主要50ヵ国における日本の国際競争力推移が示されている。1990年ごろまでは、日本は世界のナンバーワンに位置していたが、近年、大きくその順位を下げてきている。

昨今、日本発のヒット商品が少なくなり、日本の若者の日本製品離れが進んでいるように思われる。ヒット商品の創造に関して、日本企業が海外企業に遅れを取りつつあるのではないかと危惧している。日本企業の強みは“技術力”といわれて久しいが、最近、この技術力が低下しているのではないか。

ワクワクする新商品を創造するには、企業が夢を追いつづけるとともに、夢を達成する技術を蓄積することである。日本発のワクワクする商品が少なくなったのは、

  • “消費者の夢”を捉えるのが下手なのか、あるいは夢を追い求める人が減ったのか
  • 夢をカタチに変える技術に遅れを取っているのか
  • 夢を実現する企業のベンチャー文化がなくなったのか

など、もろもろの要因があるはずである。

ここから先はログインID・パスワードをお持ちの読者様のみ閲覧ができます。

ログインID・パスワードをお持ちの方は、ログインしてください。

ログイン
購読申込

特別企画

全てを表示

年度別 INDEX

編集部だより Editorial department
読者の声 voice