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HOME > 2012年10月-12月(No.3) > 特別企画 > 第14回品質管理検定実施概要ご報告

特別企画 第14回品質管理検定実施概要ご報告 品質管理検定運営委員会 委員長 椿 広計

今回で通算14回目となる品質管理検定(QC検定)試験が2012年9月9日(日)、全国103会場で実施された。今回の試験の申込者数は4万7,070人と、第12回(2011年9月)、第13回(2012年3月)につづいて4万人を超えた。初回(2005年12月)と比べて約11.9倍となり、申込者数の累計は34万人を超えている。

受検申込み状況を見ると、団体申込件数の増加がつづいており、団体経由の申込者数が全体の74パーセントを占めるに至った。これは、QC検定が組織内で定着したことを示していると考えている。

組織の品質管理活動推進に資する行事として、毎年11月に開催される品質月間があるが、本年度の品質月間テキストの1つで『品質管理教育と企業・学校におけるQC検定制度活用の効果』と題して、品質管理教育の重要性やQC検定制度の取組みを紹介している。ご覧いただき、今後の活動の一助としていただければ幸いである。

また、品質管理検定センターでは、QC検定受検者に対して、QC検定を活用しやすいようにホームページにて情報提供を行っている。具体的には、申込み数、合格率、業種別団体申込み数、学校からの申込み数といったこれまでの受検者のデータや、企業・学校でQC検定をどのように位置づけして導入・推進しているかという活用事例、QC検定合格者の受検の動機、勉強方法、今後に向けた品質管理活動の取組みなどを紹介している。品質月間テキスト同様、品質管理検定センターのホームページもこれからQC検定に取り組む方々には非常に有益な情報となりうるので、こちらもぜひご覧いただきたい。

この場を借りて今回もご支援、ご協力いただいたすべての関係者の方々にあらためて深謝申しあげたい。今後とも品質管理を多くの組織へ普及することはもとより、日本の産業界の国際競争力の底上げ・発展と品質管理レベルの向上に資することを目的に、人材の教育に寄与できる制度にすべく、努力と改善をつづける所存である。皆様のますますのご理解とご支援を賜りたい。

以下に、今回の試験について【試験実施概要】と【試験結果と講評】とに分けて報告する。

試験実施概要

今回の試験は2012年9月9日(日)に、一般会場64ヵ所、団体会場39ヵ所の全国103会場で実施された。

試験1週間前あたりから一部の地域で集中豪雨があり、試験当日も集中豪雨などによる影響で公共交通機関に交通障害が発生した地域があったが、ほかにトラブルはなく、無事に終えることができた。

申込者数と受検者数

1級から4級まで合わせて4万7,070人の受検申込みがあり、2012年3月実施の前回と比較すると、申込者数で4,233人増加した。当日は4万2,329人が受検し、前回と比較すると3,884人の増加となった(各級の申込者数、受検者数などについては、図1、図2を参照されたい)。今回の受検率は89.9%となり、初回から90%前後で、ほぼ一定に推移している。

これまでの実績を累計で振り返ると、申込者数は1級1万4,042人、2級8万7,420人、3級17万3,437人、4級7万638人で合計が34万5,537人、受検者数は1級1万1,358人、2級7万6,003人、3級15万7,880人、4級6万5,640人で合計が31万881人となった。また、合格者数の全体の累計は20万3,075人であった。

図1 申込者の推移と累計
図1 申込者の推移と累計
図2 受験者の推移と累計
図2 受験者の推移と累計

受検者のプロフィール

今回の受検者のプロフィールを見ると、全体の平均年齢は34.9歳となり、もっとも受検者数の多い3級の平均年齢(34.9歳)と同じである。年齢層は14歳~70歳と前回〔13歳~82歳〕(注:以下、〔 〕内の数字は前回実績を示す)と同様、幅広い年齢層の方々が受検されている。各級における受検者の最低年齢/最高年齢の状況は、それぞれ1級が17歳/69歳、2級が14歳/70歳、3級が15歳/70歳、4級が14歳/66歳 となっている。

20歳未満の受検者は3,455人で前回〔3,755人〕より300人少なく、約8%の減少となった。また、25歳未満で大学・短大、専門学校、高校生などであることが明記されている人数は2,388人となり、前回〔3,298人〕より910人少なく、約27%の減少となった。内訳を見てみると、大学生の受検者数は、277人と前回〔21人〕より256人増加し、工業高校生を中心とした高校生の受検者数が1,811人と前回〔3,192人〕に比べて1,381人減少した。

また、55歳以上の受検者は、1,530人で前回〔1,284人〕より246人増となり、うち203人は60歳以上で、前回〔195人〕より8人増加した。ここ数回、55歳以上の受検者はおよそ1,200人~1,400人前後で推移していたが、今回は増加した。

各級受検者の全体に対する割合は、1級2.5%〔2.9%〕、2級23.0%〔23.2%〕、3級55.9%〔51.8%〕、4級18.6%〔22.1%〕となっており、これまでと同様、3級が半数を占めている。級ごとの動きを見ると、3級が4.1ポイント増加したのに対して、1級が0.4ポイント、2級が0.2ポイント、4級が3.5ポイント減少した。数字に増減はあるが、傾向は前回とほとんど同様である。

受検者の地域

※画像クリックで拡大できます。 図3 地域別申込者数と比率
図3 地域別申込者数と比率

受検者の地域分布(図3)を見ると、関東甲信越地区が33.1%〔31.3%〕、中部地区が26.6%〔25.6%〕、関西地区が20.3%〔20.4%〕となっており、この3地区の合計が80.0%〔77.3%〕と8割を占めていることにこれまでと大きな変化は見られなかった。

今後も可能なかぎり開催地を増やすことで受検しやすい体制を整えていくほか、適切な試験問題を実施するための改善を重ねて、引きつづき、QC検定が日本産業界の発展に寄与できるよう努力してゆく所存である。次回のQC検定は、2013年3月24日(日)を予定している。

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