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HOME > 2012年10月-12月(No.3) > スペシャルインタビュー > (株)ブリヂストン・津谷正明氏

コミュニケーション、チームワーク、ボトムアップで真の世界一を確立 (株)ブリヂストン 代表取締役 CEO 津谷 正明氏

体質強化の成果が好業績に反映

―CEOに就任されて半年が過ぎました。日本はまだまだ苦境に立たされている企業が多いようです。

ほかの産業・業種と比べると、当社の主力商品のタイヤは、意外に需要のブレが少ないといっていいかもしれません。リーマンショックや昨年の東日本大震災などの影響は、もちろん大きく受けましたけれど、それでも業績としては悪くありません。2011年度の通期連結決算は売上高が前期比6ポイント増の3兆243億円、このうちのタイヤ事業は2兆5,397億円で、同7ポイント増でした。営業利益でも前期比15ポイント増の1,913億円を確保しています。

ここ6年の間、前CEOで現会長の荒川とともに経営改革を進めてきました。それもあって、体質強化の成果が数字に出てきているといえます。外的要因を含め、さまざまな状況下でも会社をマネージできる体制が整いつつあると思っています。

―それにしても混沌(とん)とした時代、先が見えない現代といわれます。

たしかに不確実性の時代で大きな変動期ともいわれていますが、実はいつの時代でも、おそらくは似たようなものなのではなかったのでしょうか。非常に安定しているとか、先が見通せる時代というのは、そう多くはなかったはずです。ただし、現在は揺れ動く幅や、強弱などの開きが従来に増して大きくなっていますね。その意味で少し前からの企業経営は、変化を予見した取組みが必至ではないかと私は思っています。

そうした点を踏まえて、わが社は中期経営計画を策定しています。以前は“数年後の目標を立てる”ことに主眼が置かれていましたが、現在は毎年、見直しをかけていくものにし、その見直し結果を翌年の新規予算に組み込んでいくようにしています。その部分で変動をコントロールしていくのがねらいです。ただ、それでもカバーできない時はきっと出てくるでしょう。そこで、前もって見直しをかける時に変動を予見しながら「こうなったら、この予算を」「この数字以上になったら、こうしよう」と取り組んでいます。とにかくできるかぎり、変動幅を中計にあらかじめ盛り込んでおきたいのです。もちろんすべてを盛り込めるものではありませんが、経営としては変動を予見することで万全を期したい、と考えています。

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