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HOME > 2013年4月-6月(No.5) > 連載 > 日本品質奨励賞への道(阿波スピンドル) Part2

日本品質奨励賞への道 この連載では、2011年度日本品質奨励賞受賞組織にフォーカスし、代表者へのインタビューと、取組みの内容をご紹介します。 第5回阿波スピンドル 本社・本社工場 Part2 取り組み紹介 学習する人づくり、組織づくりの実現で経営課題を達成 阿波スピンドル(株) 執行役員 木村 雅彦氏

はじめに-阿波スピンドルの製品特徴と歴史

阿波スピンドルは、徳島県吉野川市に本社を置く機械メーカーである。撚(よ)りをかけるために繊維を巻き取るスピンドルなど繊維機械を中心とした機械部品のほか、機械用の梱包箱などを製造・販売している。長年、培ってきた技術を活かして他社の協力工場としてベアリング・ステアリング部品の加工も行っており、幅広い分野でお客様の期待に応えるべく進化をめざしている(図1)。

当社の前身は、太古より天然繊維である麻の生産が行われ、「麻植(おえ)郡」という旧地名もある当地において、麻の織布づくりに使われる機具の製作を家業としていた。その麻の織布は、天皇即位時の「大嘗(だいじょう)祭」において「麁服(あらたえ)」として献上されつづけてきた歴史がある。

1868年、会社の基礎となる「木村正平商店」を立ち上げ、繊維に撚りをかける錘づくりをはじめた。創業時に身につけた焼入れ技術と、生産・技術革新により、創業から50年足らずで生産量を100倍に伸ばした。その後も繊維機械の進歩とともに技術革新を進め、時代の変化や景気の大きなうねりを経験しながらも事業を存続してきた(表1、表2)。

しかし、1980年頃から繊維生産も海外流出が進み、量産品の多くが海外生産にシフトされた。その影響は大きく、事業ドメインを根本から見直す必要に迫られるようになった。そこで、1990年代後半から本格的に経営体質の改善に乗り出した。経営ビジョンを打ち出して方針管理を導入し、中期経営計画を策定して目標管理を進めた。そして、全員参加でのQCサークル活動、改善活動や委員会活動を行い、TQM活動へと発展させてきた。

※画像クリックで拡大できます。 主要生産品の例
図1 主要生産品の例
※画像クリックで拡大できます。 沿革と経営革新の歩み
表1 沿革と経営革新の歩み
※画像クリックで拡大できます。 経営に対する基本的な考え方
表2 経営に対する基本的な考え方

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