クオリティマネジメント Quality Management

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HOME > 2013年10月-12月(No.7) > 特別企画 > 第16回品質管理検定実施概要ご報告

第16回品質管理検定実施概要ご報告

今回で通算16回目となる品質管理検定(QC検定)試験が、去る2013年9月1日(日)、全国108会場で実施された。今回の試験の申込者数は51,687人とはじめて5万人を超え、過去最高の受検申込者数のみならず、年間受検申込者数が10万人を超えるまでになった。

今回の受検申込状況は、これまで同様に団体申込者数が全体の約76%と個人申込者数を上回っており、品質管理検定の利用組織の増加が顕著であるが、とくに平成25年度から東京都教育庁策定による「都立専門高校技能スタンダード」において同検定が指定されるなど、これまで以上に工業高等学校などの受検者が増加すると予想される。

クオリティマネジメント(No.7)でご紹介した、「1級受検者を対象にした準1級制度」、「2級受験者を対象とした成績情報一部開示」、「1級から3級を対象にした繰返し試験奨励制度」を今回から適用することになり、さらに、「品質管理検定レベル表」の改訂および「4級の手引き(4級テキスト)」の改訂についてもWGを立ち上げて活動しているところである。

なお、この場をお借りして、今回の品質管理検定の実施にあたってご協力、ご支援いただいたすべての関係者の方々に深く感謝するとともに、今後とも品質管理を多くの地域やさまざまな業種・組織へ普及することはもとより、日本の産業界の国際競争力の底上げ・発展と品質管理レベルの向上に資することを目的に、人材教育に寄与できる制度にすべく、努力と改善を続ける所存である。皆様のますますのご理解とご支援を賜りたい。

以下に、今回の試験について【試験実施概要】と【試験結果と講評】とに分けて報告する。

試験実施概要

今回の試験は、2013年9月1日(日)に一般会場59か所、団体会場49か所の全国108会場で実施された。

試験当日は台風15号の影響により、山陰地区および九州地区の交通機関に障害が生じたが、定刻に試験を開始することができた。また、2級および4級の試験問題の一部に誤植が発見され、受検者・関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げる。その他、試験運営に大きな問題はなく、全会場において試験を実施することができた。

申込者数と受検者数

1級から4級まで合わせて51,687人の受検申込があり、2013年3月実施の前回と比較すると申込者数で2,635人増加した。当日は45,843人が受検し、前回と比較すると2,781人の増加となった(各級の申込者数、受検者数などについては、図1図2を参照されたい)。今回の受検率は88%となり、初回から90%前後で、ほぼ一定に推移している。

これまでの実績を振り返ると、累計申込者数は1級17,160人、2級112,454人、3級228,406人、4級88,256人で合計が446,276人、受検者数は1級13,729人、2級96,790人、3級207,427人、4級81,840人で合計が399,786人となった。また、合格者数の全体の累計は254,919人であった。

※画像クリックで拡大できます。 図1 申込者数の推移と累計
図1 申込者数の推移と累計
※画像クリックで拡大できます。 図2 受験者数の推移と累計
図2 受験者数の推移と累計

受検者のプロフィール

今回の受検者のプロフィールを見ると、全体の平均年齢は34.7歳となり、最も受検者数の多い3級の平均年齢(35歳)とほぼ同じである。年齢層は12歳~80歳と前回〔14歳~79歳〕(注:以下、〔 〕内の数字は前回実績を示す)と同様、幅広い年齢層の方々が受検されている。各級における受検者の最低年齢/最高年齢の状況は、それぞれ1級が19歳/65歳、2級が15歳/80歳、3級が13歳/72歳、4級が12歳/75歳 となっている。

20歳未満の受検者は、3,983人で前回〔4,450人〕より467人少なかった。また、25歳未満で大学・短大、専門学校、高校生などであることが明記されている人数は2,379人となり、前回〔4,368人〕より1,989人減少した。内訳を見てみると、大学生の受検者数は212人と前回〔304人〕より92人減少し、工業高校生を中心とした高校生の受検者数が1,910人と前回〔3,981人〕に比べて2,071人減少した。

ただし、高校生の受検申込は9月に実施する試験が少なく、3月に実施する試験が多いという傾向があり、前々回の1,811人に比べて99人増加した。

また、55歳以上の受検者は、1,554人で前回〔1,333人〕より221人増となり、うち140人は60歳以上で、前回〔188人〕より48人少なかった。

各級受検者の全体に対する割合は、1級2.5%〔2.8%〕、2級23.6%〔23.1%〕、3級56.2%〔55.2%〕、4級17.6%〔18.8%〕となっており、これまでと同様に3級が半数を占めている。級ごとの動きを見ると、2級が0.5ポイント、3級が1.0ポイント増加したのに対して、1級が0.3ポイント、4級が1.2ポイント減少した。数字に増減はあるが、傾向は前回とほとんど同様である。

受検者の地域

受検者の地域分布を見ると、関東甲信越地区が33.1%〔32.9%〕、中部地区が27.2%〔27.2%〕、関西地区が18.7%〔20.3%〕となっており、この3地区の合計が79.0%〔80.4%〕と約8割を占めていることに、これまでと大きな変化は見られなかった(図3)。

今回、新たに会場を増設し、また、1級受検地を増加したが、今後も可能なかぎり開催地を増加して受検しやすい体制を整えていくことにしているほか、適切な試験問題を実施するための改善を重ねて、引き続きQC検定が日本産業界の発展に寄与できるよう努力してゆく所存である。次回のQC検定は、2014年3月23日(日)を予定している。

※画像クリックで拡大できます。 図3 地域別申込者数と比率
図3 地域別申込者数と比率

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