クオリティマネジメント Quality Management

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HOME > 2014年10月-12月(No.11) > コラム・エッセイ > QMコラム(第6回)新人教育も進化していく
[QMコラム]を連載します。

第6回
新人教育も進化していく

今年も多くの新人が期待に胸を膨らませて入社してきました。かつて、石川馨先生が「QC教育にはじまり、教育に終わる」といわれましたが、まさしく熱い想い、大きな夢や希望をもって入ってきた新人に、会社のDNAである価値観や行動原理をいかに伝えて、そしてすべての仕事をお客様の満足に繋げていくことの必要性をどのように伝授していくか、毎年悩んでいます。今回のQMコラムでは、最近、NECが悩みながら進めている新人教育について紹介したいと思います。

新人教育の衰退

90年代のバブル崩壊以降、「コスト削減」の名の下に品質教育にもメスが入れられ、軒並み削減・縮小が行われました。もっとも大切な新人への品質教育でさえも、90年代後半には削減対象となっていった時代でした。

今から7~8年ほど前、ある部門が大規模な品質問題を発生させ、お客様に謝罪と再発防止について報告することになったのです。もちろん、自信をもって提出した再発防止報告書です。ところが、お客様から「この報告書はまったくQCストーリーができていませんよ。原因追究が不十分なまま、対策が打たれている。これでは問題が再発しますよ」と、手厳しいコメントを受け、その場で報告書を突き返されました。同じころ、社内の現場からも「QCストーリーやPDCAさえも知らない若手が増えている。最近は問題解決力が落ちているのではないか」との声も上がっていました。何よりも、経営トップにも、度重なる重要障害の発生や品質レベルの低下について、このままではいけないという想いがありました。

バブル後の10数年におよぶ教育の削減・縮小による空白によって、QCストーリーを知らない人がいつの間にか上司となり、その上司が新たな新人を育てていく負のスパイラル状態がつくり出されていたのです。

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