クオリティマネジメント Quality Management

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HOME > 2014年10月-12月(No.11) > 特別企画 > 第8回「企業の品質経営度調査」のご報告

第8回企業の品質経営度調査のご報告 一般財団法人 日本科学技術連盟 企画広報室

お忙しい中、本調査の回答にご協力いただきました各企業の方々に心からお礼を申しあげます。

第8回目となった「企業の品質経営度調査」の解析結果について、その概要を2014年10月27日付『日本経済新聞』に、さらに上位100社ランキングなど詳細な内容を同日付の『日経産業新聞』に掲載していただきました。調査結果の詳細は、これら各紙記事、または当財団のホームページをご覧ください。

本調査は、過去7回実施しており、各社の品質経営推進のレベル把握、品質への取組みの指標、方策にご活用いただいております。8回目となる今回は、これまでの調査実績に基づき、国内、海外問わずものづくり拠点に関する品質経営の取組みについて、調査票を構成しました。さらに、各社の品質経営のベストプラクティスについての設問を充実させ、その活動内容を広く産業界に発信できるような企画に取組みました。企画ならびに調査・解析のとりまとめは、有識者・専門家からなる企業の品質経営度調査 企画委員会により行いました(第8回企画委員会委員長:椿 広計氏(統計数理研究所 副所長))。

今回の調査のポイント

※画像クリックで拡大できます。 第8回企業の品質経営度調査 実施概要
第8回企業の品質経営度調査 実施概要
※画像クリックで拡大できます。 調査票の構成(62問)
調査票の構成(62問)

従来の基本的な調査のフレームワークを継続・維持するとともに、各社で行われている品質向上のための特徴ある活動やパフォーマンスを細かく聞きました。

前回は、ITサービス(ソフトウェア企業)、プラントなど、工場をもたない企業を別枠として、調査票を2種類作成しましたが、今回は、回答数や製造業とのレベルのちがいを勘案し、1つの調査票として作成しました。

  1. 各社の品質経営推進に役立つ情報を引き出すために、記述回答の形式を見直し、コンパクトに、なるべく簡潔に回答できるように変更しました。記述の内容で、優れた活動については、企画委員会で評価し、ベストプラクティスとして、主に調査協力企業に情報を提供してまいります。
    ベストプラクティスについては、12月に開催する報告講演会や実施レポートなどで、一部情報を公開する予定です。
  2. 前回と同様に、調査対象企業を業種だけではなく、次の4つの分野(業態)に分けて解析しました。
    1).素材系
    2).部品系
    3).組立系(システム製品)
    4).非工場系(プロジェクト型/ソフトウェア、建設)
  3. 前回では、グローバル化への対応状況を確認するために、品質向上活動について、国内拠点(事業所)と海外拠点(事業所)でのちがいを調査しましたが、今回は、企業の実態に合わせ、主力拠点(事業所)と他の拠点との差、主力拠点の活動の展開状況を中心に調査しました。
  4. 前回新設した設問(事業継続、情報セキュリティー)ならびに、環境対応や労働安全に関する項目は、他の調査との重複や品質経営度への相関が見えにくいところもあることから、今回は除外しました。
  5. 品質不良コストの継続的な確認をしました。

品質経営度を構成する6側面

調査結果は、総合ランキング上位100社を公表しました。企業の品質経営度は、図のように品質経営の指標として6側面から構成されています。仕組み作りとして「経営者のコミットメント」「品質経営を実現する人材育成」「安心・安全・信頼のマネジメント」、実践活動では「プロセスの確立・遵守」「顧客志向」「仕組みの活用・展開力」です。

品質経営の構成図
品質経営の構成図

今回の調査の特徴は、全体として改善が進み、ランキング上位に入るような企業では差がわずかであったといえます。その中でも、品質経営の推進においてきわめて優れた特長があると認められた総合ランキング第1位~第5位に贈られる優秀企業賞の受賞企業では、主力の生産拠点での品質向上の取組みや理念を、海外の生産拠点にも着実に共有しているという施策の展開力、仕組みを活用する力の面で評価が高かったといえます。また、品質向上に向けた人材育成への投資という面でも積極的な企業と消極的な企業で差がみられました。

6側面ごとのランキングをはじめ、業態(分野)によるランキング、業種別ランキングは、それぞれ上位10社を公表いたしました。

2014品質経営トップマネジメント大会
2014品質経営トップマネジメント大会の様子

本調査の解析結果にもとづき、品質経営促進の優秀企業として、総合ランキング上位1~5位の企業には、2014年11月5日(水)に開催された「2014品質経営トップマネジメント大会」(JPタワーホール&カンファレンス:東京都千代田区)で優秀企業賞の表彰式が行なわれました。

また、解析結果の詳細や上位ランキング企業の講演、ランキングが向上した企業の取組みについては、2014年12月19日(金)に開催する報告講演会で紹介します。これらの調査結果を踏まえ、当財団としては今後も本調査をとおして、わが国企業のさらなる品質経営の推進に寄与して参ります。

今回の調査実施にあたり、企画委員会の委員長である椿先生をはじめ、副委員長の先生方、調査の企画に協力いただいた学界・産業界の委員の皆様、そして、解析結果の公表で後援いただいた日本経済新聞社、調査の実施から解析作業できめ細やかに協力いただいた日経リサーチの関係者の皆様に、心からお礼を申し上げます。

これからも、各企業におかれましては本調査へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

【第8回品質経営度調査報告講演会】

■日時: 2014年12月19日(金) 10時00分~16時30分
■会場: 日本科学技術連盟 千駄ヶ谷ビル 1号館3階講堂(アクセス
■主な内容: 今回の調査結果にもとづき、ランキング上位企業による品質経営推進の事例講演、解析結果の説明、パネル討論を実施予定。
■参加費(税込): 一般15,120円/賛助会員・回答企業10,800円
■詳細はこちら: http://www.juse.or.jp/jqr/1282/#koen
【(株)日経リサーチ「品質経営度調査ベンチマーク支援サービス」のご案内 】
(株)日経リサーチが「企業の品質経営度調査」の結果・分析ノウハウを活用し、貴社の品質経営の取組みについて状況分析、サポートするサービスです。品質経営実践のためのベンチマークサービスとしてご活用ください(有償)。
(株)日経リサーチ http://www.nikkei-r.co.jp/

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