クオリティマネジメント Quality Management

文字サイズ
  • 標準
  • 拡大
ログイン
掲載情報をメールでお知らせします。
購読申込
HOME > 2015年1月-3月(No.12) > コラム・エッセイ > QMコラム(第10回)「守破離」の極意
[QMコラム]を連載します。

第10回
「守破離」の極意

教える側に立ったビジネス人が、どのような心構えで教育を進めればよいのかについて考えてみたいと思います。

結論からいえば、教える人自身が、日々学び進化しつづける「師匠」でなければいけないということ。進化しつづけている自分を見せることで、後進のモチベーションが上がることになります。

そのコンセプトを、芸術や武道で人材育成の心得として語り継がれた「守破離」を使って説明したいと思います。

私たちは、どんな分野でも最初から完璧にできることはありません。最初は必ず、先輩の師匠がしてきたことを真似ることから入ります。それが「守」の段階です。

この段階で自分勝手に学ぶと、次元の低い、自己流で終わってしまいます。この「守」の段階が辛い時間。そもそも仕事そのものは、決して楽なものではありません。仕事の9割は苦労が多い。それでも仕事をつづけていられるのは、残った1割で苦労が報われる瞬間があるからです。

たとえば、劇団に入って、たった1回、3分間しか出られない端役がまわってきたとします。セリフは1つしかありませんが厳しい稽古は欠かせません。舞台で周囲の存在感を消さないようにセリフをいうことは、大変に難しいこと。それでもカーテンコールの末席で割れんばかりの拍手を浴びると、すべての苦労がとけていきます。

ここから先はログインID・パスワードをお持ちの読者様のみ閲覧ができます。

ログインID・パスワードをお持ちの方は、ログインしてください。

ログイン
購読申込

コラム・エッセイ

全てを表示

年度別 INDEX

編集部だより Editorial department
読者の声 voice