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HOME > 2015年10-12月(No.15) > 連載 >TQMとISO 9001改訂のマネジメントシステム要素間の関係(第3回)

TQMとISO 9001改訂のマネジメントシステム要素間の関係(第1回)

第3回 日常管理とISO 9001の関係

福丸 典芳 氏
有限会社福丸マネジメントテクノ
代表取締役 福丸 典芳(ふくまる のりよし)氏

日常管理の基本

日常管理とは、「組織のそれぞれの部門において、日常的に実施されなければならない分掌業務について、その業務目的を効率的に達成するために必要なすべての活動(JSQC-Std 00-001[1])」である。

業務分掌とは、組織内のそれぞれの部署や部門が担当する仕事の責任職務のことであり、品質保証に必要なプロセスの要素について決めたものである。一般的には、組織で定めている分課分掌規程などが該当する。また、プロセスに関する責任(自分が引き受けて行わなければならない任務や義務)と権限(個人がその立場でもつ権利・権力の範囲)については、責任・権限規程や標準類などで決めている。

なお、ISO 9001では、5.3 組織の役割、責任および権限で「トップマネジメントは、関連する役割に対して、責任および権限が割り当てられ、組織内に伝達され、理解されることを確実にしなければならない」と規定している。

日常管理の基本は、S(Standardize)D(Do)C(Check)A(Act)サイクルを回すことであり、次に示す活動を行うことが効果的である。

  • :標準とは仕事を行うための計画を明確にしたものであり、これらの仕事が効果的かつ効率的になるような作業手順を設計することである。このため、実施すべき作業を作業者が理解でき、そのとおりに作業ができる計画になっていなければならない。
  • :作業者に作業方法の教育・訓練を行い、作業者が決められた手順どおりに作業を日常的に実施する。
  • :仕事の結果が意図する状態、すなわちSの段階で計画したとおりに活動を行っているか、または仕事の結果が目標に到達しているか否かを監視・測定を行い、それを評価する。なお、チェックは評価すべきパフォーマンス指標について、定期的な管理周期(例:毎日、週1回、月1回)で評価し、その結果を記録する。
  • :仕事の結果が目標に到達していなかった場合には、応急対策または再発防止対策を行う。または、このままの結果で継続して仕事を行うと何らかの問題が発生する可能性があるので、事前に問題が発生しないように未然防止対策を行う。

この考え方が、ISO 9001の箇条7支援、箇条8運用、箇条9パフォーマンス評価、箇条10改善で重要である。

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