クオリティマネジメント Quality Management

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HOME > 2016年01月-03月(No.16) > コラム・エッセイ > 温故知新「品質管理と信頼性のむすびつき(1)」
温故知新 石川馨先生からの時を超えたメッセージ

『品質管理』1961年7月号 「1961年QC特別討論会・特別講演」より

品質管理と信頼性のむすびつき(1)

石川 馨氏(東京大学 教授)

  • ※掲載内容、聞き手、話し手の所属は、1961年(昭和36年)の掲載当時のものです。
  • ※掲載にあたり、現代仮名遣いに改めるほか、用字用語の統一や誤字修正を行い、読みやすさに配慮して再編集を行いました。

信頼性は品質特性の1つである

私の申し上げようとすることは短くしようとすれば1分で済んでしまうのですが、私が平常信頼性について考えておりますことを、品質管理と結びつけて少しお話してみたいと思います。これまでよく論ぜられているのは、信頼性のうちでも割合高度の信頼性の問題であります。たとえば、不良率が10万分の1でも困るとか、寿命が20年なければ困るという問題です。むしろ私のここで話したいのはそのような高度なものに入る前に、常識的信頼性とでもいうことをお話したいと思うのです。

従来から寿命のことは考えてない人はいないわけですが、実際は非常に漠然としておりました。それをもう少し絞って考えるとどんなものになるかという問題であります。私ども品質管理的にいうと信頼性(reliability)は1つの品質特性です。したがって、これは当然品質管理の範疇に入ってくると従来から考えております。あとでお話申し上げたいと思いますが、リライヤビリティ・コントロール・システムというか、これもわれわれがいま推進しておりますようなQC的コントロール・システムをまったくそのまま適用していけばうまくいくのではないかと考えております。

ただ、信頼性という特性が通常の特性とちがう点は、測定に非常に時間や金がかかる、あるいは検査することが不可能であるという点がちがっております。今までわが国では製品の信頼性・寿命というものに対して割合に無関心な人が多かった。これからはうんと信頼性の問題を前面に押し出したような品質管理を進めていく必要があると考えます。

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