クオリティマネジメント Quality Management

文字サイズ
  • 標準
  • 拡大
ログイン
掲載情報をメールでお知らせします。
購読申込
HOME > 2016年4月-6月(No.17) > 特別企画 > 第21回品質管理検定実施概要ご報告
特別企画 第21回品質管理検定実施概要ご報告 品質管理検定運営委員会 委員長 新藤 久和

今回で通算21回めとなる品質管理検定(QC検定)試験が、去る2016年3月20日(日)に全国117会場で実施されました。試験の申込者数は59,908人と前回と同様の約6万人となりました。申込者数と合格者数の累計人数は、それぞれ約73.7万人および約39.0万人となりました。

実施会場については、一般会場は前回(第20回:2015年9月)より若干減少しましたが、前年同時期(第19回:2015年3月)より増えております。一方、団体会場(企業、学校など)での実施については、企業・組織からの申込みは6会場減少しましたが、工業高校を中心とする学校関係の申込みは18会場増加しました。前回の報告書にも記しましたが、学校関係は例年3月実施に申込みが多い傾向にあり、学校側の高い関心がつづいております。

QC検定は第1回(2005年12月)から10年が経過し、世の中の「品質」への関心が高まる中、お陰様で徐々に企業・組織、学校関係の皆様に浸透してまいりました。今回の申込状況も、これまでと同様に団体申込者の割合が全体の73.5%と個人申込者数を上回っており、おおよそ1,400の組織がQC検定を利活用していただいております。企業・組織においては、組織内で問題解決を実施することによってえた力量や組織内外で実施された研修の成果を正しく測ることにより、人材育成に役立てるために取組んでおられるものと推測されます。学校関係においては、学生ないし生徒が将来社会人として職業につく前に、少しでも早めに品質管理の基本を理解しておくという意識の高まり、先生方の支援が結果として現れているものと思われます。また、数は多くはありませんが、同じ地域の企業と学校と合同でQC検定を実施しているところもありました。

次回第22回QC検定試験について、現在、準備を行っているところですが、組織および個人の品質管理レベルの向上、人材育成などに利用していただくための普及活動をはじめ、社会・産業界の発展に資するために、運営体制の信頼性強化、実施に対する改善に取組む所存です。皆様のますますのご理解とご支援を賜りたくお願い申し上げる次第です。

以下に、今回の試験について「1.試験実施概要」「2.試験結果と講評」とにわけて報告します。

試験実施概要

今回の試験は、2016年3月20日(日)に一般会場62か所、団体会場55か所の全国117会場で実施しました。

今回、試験日直前に名古屋の一部会場において、会場変更と開始および終了時刻の繰り下げを行いました。受検者・関係者の皆様にはご迷惑をおかけしたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。このような状況ではありましたが、全体的に試験運営に大きな支障をきたすことなく実施することができました。

申込者数と受検者数

1級から4級まで合わせて59,908人の受検申込があり、2015年9月実施の前回と比較すると、申込者数で178人減少しました。また、当日は51,922人が受検し、7,986人が欠席しました。この結果、今回の受検率は86.7%となり、前回と比較すると0.4ポイント減少しました。

各級の受検者数は1級1,308人、2級12,381人、3級28,743人、4級9,490人であり、これまでの各級の累計受検者数は1級19,714人、2級153,317人、3級349,903人、4級130,483人で累計受検者総数は653,417人となりました。詳細については図1~3をご参照ください。

なお、これまでの累計合格者数は389,810人となりましたが、今回の各級の詳細については「2.試験結果と講評」をご覧ください。

受検者のプロフィール

今回の受検者のプロフィールをみると、全体の平均年齢は33.9歳と、前回の受検者の平均年齢(31.7歳)から若干上がっています。年齢層は12歳~75歳と前回〔14歳~75歳〕(注:以下、〔 〕内の数字は前回実績を示す)と同様に幅広い年齢層の方々が受検されています。各級における受検者の最低年齢/最高年齢の状況は、1級が21歳/67歳、2級が16歳/70歳、3級が13歳/71歳、4級が12歳/75歳 となっています。

20歳未満の受検者は6,572人で前回〔4,665人〕より1,907人増加しています。これは先にも記しましたが、例年3月受検の時には学校関係(とくに工業高校)の団体受検が増加することによるものと考えられます(2015年3月は6,625人)。また、25歳未満で大学・短大、専門学校、高校生などであることが明記されている人数は5,884人となり、前回〔2,950人〕より2,934人増加しました。内訳をみると、大学生の受検者数は165人で、前回〔77人〕の2.1倍以上、工業高校生を中心とした高校生の受検者数が前述したように5,470人で、こちらも前回〔2,504人〕のおおよそ2.2倍となりました。

また、55歳以上の受検者は、1,737人と前回(2015年3月実施)〔1,796人〕より59人減少しましたが、60歳以上となると248人〔225人〕と前回とほぼ同じ人数でした。

各級受検者の受検者全体に対する割合は、1級2.9%〔2.1%〕、2級25.6%〔21.3%〕、3級54.5%〔58.5%〕、4級17.1%〔18.1%〕となっており、これまでと同様、3級が半数を占めていますが、これまでとちがうのは、2級の受検者数の伸びが際立っておりました。この理由の1つとしては、これまでの3級合格者がさらに上位級をめざしたものと思われます。

受検者の地域

受検者の地域分布をみると、関東甲信越地区が31.6%〔32.9%〕、中部地区が28.0%〔29.6%〕、関西地区が16.9%〔17.4%〕となっており、この3地区の合計が76.5%〔79.9%〕とおおよそ4分の3を占めているのはこれまでと同様です。

今後もこれまでの受検申込状況を勘案し、受検される方々により受検しやすい環境をさらに提供すべく、新規開催都市および1級受検地を増加することに加え、これまでにも増して適切な試験問題を作成するための改善を重ね、日本産業界の発展、品質管理の普及に寄与できるよう努力していく所存です。

なお、次回のQC検定は、2016年9月4日(日)を予定しています。

※画像クリックで拡大できます。 図1.申込者数とその推移
図1.申込者数とその推移
※画像クリックで拡大できます。 図2.受検者数とその推移
図2.受検者数とその推移
※画像クリックで拡大できます。 図3.地域別受検申込者数と比率
図3.地域別受検申込者数と比率

ここから先はログインID・パスワードをお持ちの読者様のみ閲覧ができます。

ログイン
購読申込

特別企画

全てを表示

年度別 INDEX

編集部だより Editorial department
読者の声 voice