クオリティマネジメント Quality Management

文字サイズ
  • 標準
  • 拡大
ログイン
掲載情報をメールでお知らせします。
購読申込
HOME > 2016年10月-12月(No.19) > 特別企画 > 第22回品質管理検定実施概要ご報告
特別企画 第21回品質管理検定実施概要ご報告 品質管理検定運営委員会 委員長 新藤 久和

今回で通算22回目となる品質管理検定(QC検定)試験が、去る2016年9月4日(日)に全国118会場で実施されました。試験の申込者数は、前年同期の第20回(2015年9月)と同様に6万人を超えて63,624人となりました。また、申込者数と合格者数の累計人数はそれぞれ約80万人および約41.6万人となりました。

実施会場については、一般会場は前回(第21回:2016年3月)より3,700名ほど増加しました。団体会場(企業、学校等)での実施については、企業・組織からの申込みが8会場減少しました。とくに、工業高校を中心とする学校関係の申込みは、3月開催に比べて9月開催の方が少ない傾向にあり、前回より12会場減少しました。学校の場合、9月の時期は学内外の行事が重なっているためです。その一方で、企業・組織からの申込みは増加傾向にあります。

QC検定は第1回(2005年12月)から11年が経過しようとしており、世の中の「品質」への関心が高まる中、お陰様で徐々に企業・組織、学校関係の皆様に浸透してまいりました。今回の申込状況も、これまでと同様に団体申込者の割合が全体の77.5%と個人申込者数を上回っており、おおよそ1,750の組織にQC検定を利活用していただいております。

企業・組織においては、実際の現場での問題解決の経験をとおして身に付けた力量や、組織内外で実施された研修の成果を正しく測り、企業・組織にとってもっとも重要な人材育成に役立てるために取組んでおられるものと推測されます。また、学校関係においても、将来、学生ないし生徒が社会人として職業につく前に品質管理の基本を理解しておくという意識の高まり、先生方の積極的な支援が結果として現れているものと思われます。

次回、第23回QC検定試験についても、現在、準備を行っているところですが、組織および個人の品質管理レベルの向上、人材育成などに利用していただくための普及活動をはじめ、社会・産業界の発展に資するために、運営体制の信頼性強化をはじめ、実施に対する改善に取組む所存です。皆様のますますのご理解とご支援を賜りたくお願い申し上げる次第です。

以下に、今回の試験について「1.試験実施概要」「2.試験結果と講評」とにわけて報告します。

試験実施概要

今回の試験は、2016年9月4日(日)に一般会場73か所、団体会場47か所の全国120会場で実施する計画でしたが、台風12号の影響による交通機関の障害により、一般会場では鹿児島会場、団体会場では九州地区の一部の会場で試験中止となりました。それ以外の会場ではおおむね問題なく試験を実施することができました。

申込者数と受検者数

1級から4級まで合わせて63,624人の受検申込があり、2016年3月実施の前回と比較すると、申込者数で3,716人増加しました。また、当日は54,683人が受検し、8,941人が欠席しました。この結果、今回の受検率は85.9%となり、前回と比較すると0.6ポイント減少しました。

各級の受検者数は1級1,092人、2級12,806人、3級32,401人、4級8,384人であり、これまでの各級の累計受検者数は1級20,806人、2級166,123人、3級382,304人、4級138,867人で累計受検者総数は708,100人となりました。詳細については図1~3をご参照ください。

なお、これまでの累計合格者数は415,649人となりましたが、今回の各級の詳細については「2.試験結果と講評」をご覧ください。

受検者のプロフィール

今回の受検者のプロフィールを見ると、全体の平均年齢は34.5歳と、前回の受検者の平均年齢(33.9歳)から若干上がっています。年齢層は14歳~73歳と前回〔12歳~75歳〕(注:以下、〔 〕内の数字は前回実績を示す)と同様に、幅広い年齢層の方々が受検されています。各級における受検者の最低年齢/最高年齢の状況は、1級が20歳/73歳、2級が16歳/69歳、3級が14歳/70歳、4級が15歳/68歳 となっています。

20歳未満の受検者は5,209人で、前回〔6,572人〕より1,363人減少しています。これは先にも記しましたが、例年9月受検の時には学校関係(とくに工業高校)の団体受検が減少することによるものと考えられます(2015年9月は4,665人)。また、25歳未満で大学・短大、専門学校、高校生などであることが明記されている人数は3,431人となり、前回〔5,884人〕より2,453人減少しました。内訳を見ると、大学生の受検者数は180人で、前回〔165人〕より微増、工業高校生を中心とした高校生の受検者数が前述したように2,725人で、こちらは前回〔5,470人〕より半減となりました。

また、55歳以上の受検者は、1,898人と前回(2016年3月実施)〔1,737人〕より161人増加し、60歳以上でも269人〔248人〕と21人増加しました。

各級受検者の受検者全体に対する割合は、1級2.3%〔2.9%〕、2級24.9%〔25.6%〕、3級58.3%〔54.5%〕、4級14.5%〔17.1%〕となっており、3級が6割弱を占めました。この割合は、過去の9月に行われた検定の時とほとんど同じ傾向です。春に入社や異動などで環境が変わり、慌しい状況からある程度落ち着いてきたこの時期に受検をされたものと思われます。

受検者の地域

受検者の地域分布を見ると、関東甲信越地区が31.3%〔31.6%〕、中部地区が30.4%〔28.0%〕、関西地区が19.7%〔16.9%〕となっており、この3地区の合計が81.3%〔76.5%〕とこれまでと同様に80%程度を占めているのが特徴です。

今後もこれまでの受検申込状況を勘案し、受検される方々に、より受検しやすい環境を提供すべく、新規開催都市および1級受検地を増加することに加え、これまでにも増して適切な試験問題を作成するための改善を重ね、日本産業界の発展、品質管理の普及に寄与できるよう努力していく所存です。

なお、次回のQC検定は、2017年3月19日(日)を予定しています。

※画像クリックで拡大できます。 図1.申込者数とその推移
図1.申込者数とその推移
※画像クリックで拡大できます。 図2.受検者数とその推移
図2.受検者数とその推移
※画像クリックで拡大できます。 図3.地域別受検申込者数と比率
図3.地域別受検申込者数と比率

ここから先はログインID・パスワードをお持ちの読者様のみ閲覧ができます。

ログインID・パスワードをお持ちの方は、ログインしてください。
お持ちでない方は、購読申込み(購読料4,320円/年間・税込)を行ってください。

ログイン
購読申込

特別企画

全てを表示

年度別 INDEX

編集部だより Editorial department
読者の声 voice