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編集部だより

2015年07月13日 今年は、石川馨先生 生誕100年


 石川 馨先生は1915年7月13日のお生まれで、今年、生誕されて100年を迎えました。
石川 馨先生が品質管理の道にはいられた1950年代のはじめから、ご逝去された1989年
までの約40年間に築かれたご業績や、示唆に富む品質管理の思想や教えは、100年経っ
たいまも生きつづけています。今年、石川 馨先生 生誕100年を迎え、これを機に今後の
持続的成長に向けて品質管理をさらに発展させていきたいと思っています。
 
 現在、掲載されているコラム「温故知新~石川 馨先生からの時を超えたメッセージ」
は、本ジャーナルの前身である月刊『品質管理』誌(1950年創刊)から継続している
紹介記事になります。石川 馨先生がご執筆された記事やインタビューをはじめ、編集委
員としてもご協力をいただいた当時のさまざまな文献が今も残っています。その当時の
実状を知ることができる文献や今にも通じる真理など、これからも語り継いでいきたい
文献を石川 馨先生からのメッセージとして、コラム「温故知新」では紹介しています。
 
 この月刊『品質管理』誌は、1949年9月に「スタチスチカル・クオリティ・コントロ
ール・セミナル」が開催されたことが1つのきかっけで誕生しました(このセミナルが
開催されるに至った経緯については、別の機会にご紹介したいと思います)。
 本セミナルは、現在「品質管理セミナー・ベーシックコース(略称:BC)」として
開催しており、当時、このセミナルでは書記(若手研究者、技術者)が、毎月講義の
要点、研究テーマについて討論概要などをまとめ、『Quality Control』(通称:「月
報」)を作成していました。

 第1回セミナルの書記には、今泉益正氏、草場郁郎氏、中原勲平氏、藤田薫氏の4名が
務められ、どなたもその後、日科技連の各種委員会やセミナー講師などでご協力いただ
き、品質管理分野の各方面で活躍された方ばかり。現在も書記制度は継承されており、
多くの方がBCをとおして日科技連の委員、講師など、各方面で活躍され、品質管理の道
を歩まれています。
 
 この『Quality Control』は、当初は参加者・関係者のみに配られていました。しか
し、参加した会社以外からも「これを欲しい」という声が相次ぎ、各方面からの強い
要望に応えて、品質管理の普及啓豪に広く役立てたらと『品質管理』誌公刊の運びとな
りました。
 
 第1回準備会が1949年12月23日に開催され、大網が決められました。これにもとづ
き編集委員会がつくられ、1950年3月20日に第1号が創刊され、65年の時を経て現在
に至ります。
 
 今年は、石川 馨先生 生誕100年を記念1して、2015年9月28日(月)に『石川 馨先
生 生誕100年国際シンポジウム
』を開催します。詳細が決まりましたら、本ジャーナ
ルでもご紹介したいと思います。

[1]「石川 馨先生 生誕100年記念事業」実行委員会(2015):「石川 馨先生 生誕100年記念事業企画」、 http://www.juse.or.jp/ishikawa/ 、日本科学技術連盟。



 そんな中、先日、石川 馨先生について調べていたところ、品質管理の分野を代表する方々について書かれた面白い記事を月刊『品質管理』誌で見つけましたので、読者の皆様にもご紹介したいと思います。

 残念ながら、どなたから寄せられた原稿なのか記載がないのですが、品質管理の重鎮の方々のお人柄や雰囲気をざっくばらんにご紹介しているのが、人間味があふれて素敵に感じました。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
 
 ―QC中堅五人組――
 本誌になじみ深いだけでなく、わが品質管理発展のために陰に陽に
 功績抜群のQC五人男をご紹介します。
 
 ●東工大教授 水野滋工博
 あだ名フラスコ、但し硬質硝子の由、見かけは弱々しく、その実エネルギッシュで、
 御専門の電気化学において大きな業績を挙げながら、日科技連QCセミナーの幹事長
 として諸氏崇敬の的。
 
 ●東大助教授 石川馨氏
 最も現代的なセンスの持主として好評の人物、別名ブルドーザーをもって知られて
 いる。最近サンプリングの第一人者として独自の境地を開拓。
 
 ●東大助教授 朝香鐵一工博
 六噸牽引車、講義は難聴でも聴える大声に、また受講者を笑わす名人。なにごとに
 よらず克明で、正直の親とはこの人のこと。
 
 ●三井化学 三浦新氏
 和製ジグスと名に違わず愛嬌ある芸術家肌の御人。管理図の説明にも手品師の如く
 いろいろの品々を出し身振りよろしく煙に巻くインストラクター。
 
 ●太平鉱業 渡辺英造氏
 あだ名もつい忘れてしまう程の紳士、地味にジックリ行く方、しかしダンス位やろう
 という物分かりのよい御人でもある。五人男の調整役―-五人の面々恐れるなかれ、
 われカマキリの異名あり。

 

 月刊『品質管理』誌、vol.3No.5p32 QC中堅五人組」より引用
 
 
編集部 はら
 
 
※本ジャーナルのコラム『温故知新~石川 馨先生からの時を超えたメッセージ』では、
 これからも語り継ぎたい文献などを石川 馨先生からのメッセージとして掲載します。
 その中から石川馨先生がご執筆またはインタビューをされたものをご紹介します。

 
以下すべて月刊『品質管理』誌より
 
■1966年1月号 講義「品質設計」より
「品質設計」(第1、2、6回のみ執筆)
 第1回 http://qm-juse.jp/2013_10_12/column/201307.html
 第2回 http://qm-juse.jp/2014_01_03/column/201401.html
 第3回 http://qm-juse.jp/2014_04_06/column/201405.html
 第4回 http://qm-juse.jp/2014_07_09/column/201406.html
 第5回 http://qm-juse.jp/2014_10_12/column/201409.html
 第6回 http://qm-juse.jp/2014_10_12/column/201413.html
 
■1968年3月号特集「人間の問題」より
「人間と部課長」
 第1回 http://qm-juse.jp/2012_04_06/column/201202.html
 第2回 http://qm-juse.jp/2012_07_09/column/201203.html
 第3回 http://qm-juse.jp/2012_10_12/column/201206.html
 第4回 http://qm-juse.jp/2013_01_03/column/201301.html
 
■1972年2月号重点テーマ「着想と実行」より
・番外編:インタビュー着想と実行の連鎖反応
 http://qm-juse.jp/2012_07_09/column/201205.html
・番外編:第1回品質月間について 1961年5月号附録より
 http://qm-juse.jp/2012_10_12/column/201207.html
 
■1984年10月号 特別企画「経営戦略とTQC」より
 第1回 http://qm-juse.jp/2013_04_06/column/201303.html
 第2回 http://qm-juse.jp/2013_07_09/column/201305.html

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