クオリティマネジメント Quality Management

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HOME > 2012年4月-6月(No.1) > 特集 > 品質の創造「JR東日本」

特集 品質の創造 魅力的品質の誕生から未来 日本人の誇りと夢を乗せる技術の粋 JR東日本「新幹線E5系」

“Shinkansen”を世界共通の言葉にした日本が誇る新幹線が、あと2年で運行開始から50周年を迎える。速さ、正確さ、快適性、一度も大事故を起こしたことのない安全性など、どれをとっても日本の技術の粋を結集したものだ。しかし、ここまで至るには気の遠くなるような改良の積み重ねと、お客様優先主義に貫かれた改善の連続があった。それでも技術革新はとどまるところを知らない。東日本旅客鉄道(JR東日本)は、最新鋭車両E5系をデビューさせ、2013年春にはE6系の発車を控えている。「先人たちの苦労と偉業を壊してはならないプレッシャーを糧にしている」と話す新幹線車両グループの白石仁史氏と車両保全技術グループの加藤文仁氏に聞いた。

東日本旅客鉄道株式会社
鉄道事業本部 運輸車両部 車両技術センター
 課長 新幹線車両グループリーダー 白石 仁史 氏

 副課長 車両保全技術グループ 加藤 文仁 氏

新幹線がもたらした驚き

取材に応えるJR東日本・白石氏(左)と加藤氏(右)
取材に応えるJR東日本・白石氏(左)と加藤氏(右)

新幹線のデビューは、いわずと知れた1964(昭和39)年のことだ。東京オリンピックの開催に合わせ、10月1日、東京~新大阪間552.6キロメートルを4時間かけて走った。現在のN700系「のぞみ」で最速2時間25分ほどだから、当時はこれよりも1時間30分以上かかっていた計算になる。

これで驚いてはいけない。1896年、新橋と神戸が結ばれた時は20時間を要していたし、太平洋戦争直後の1949年でも9時間かかっている。新幹線開業目前の1960年ですら6時間30分を費やしていた。朝一番に乗り込み、目的地にたどり着いて、2時間程度の用事を済ませれば何とか日帰りが可能といえば可能だった計算になる。

しかし、そこからわずか4年後の新幹線運行で、2時間半をあっという間に短縮させた。高規格で時速200キロメートル以上の速度で走る「新幹線」の実力に誰もが驚き、納得した瞬間でもあったはずだ。

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