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HOME > 2013年7月-9月(No.6) > 特集 > “ワクワク・ドキドキ”を生む商品・サービス「ダンロップスポーツ」
特集 “ワクワク・ドキドキ”を生む商品・サービス

激変する環境が鍛えた
No.1ゴルフクラブ、XXIO(ゼクシオ)

ダンロップスポーツ(株)
執行役員 商品開発本部長
クラブ開発部長 大西 章夫 氏

 

ダンロップスポーツ(株) 執行役員 商品開発本部長 クラブ開発部長 大西 章夫 氏
ダンロップスポーツ(株)
執行役員
商品開発本部長
クラブ開発部長
大西 章夫 氏

2016年リオデジェネイロオリンピック、そして2020年東京オリンピックの正式種目に採用されたゴルフ。日本でも約1,000万人がプレーしているメジャースポーツの中で、10年以上の長期にわたってゴルフクラブのNO.1として君臨しているのが、ダンロップスポーツのXXIO(ゼクシオ)だ。

初代XXIO(ゼクシオ)が発売されたのは、2000年。それはダンロップスポーツが、まだ住友ゴム工業 スポーツ用品事業部だった時代に遡る。1995年に起きた阪神淡路大震災で、ゴルフボール工場が被災、そしてキャロウェイゴルフとの日本販売代理店契約の解消。スポーツ事業部は、存亡の危機に立たされた。

背水の陣で事業部一丸となって取組んだのが、ゴルフクラブで空前のヒットとなる、「XXIO(ゼクシオ)」だった。ダンロップスポーツ(株) 執行役員 商品開発本部長 クラブ開発部長 大西章夫氏にゼクシオ開発現場でのエピソードをうかがった。

(聞き手:大坪 和博)

飛距離性能の向上に、真摯に応える。それが「XXIO(ゼクシオ)」なのです。

――初代ゼクシオの開発コンセプトについてお聞かせください。

※画像クリックで拡大できます。 初代ゼクシオゴルフクラブ
初代ゼクシオゴルフクラブ

私は、XXIO(以下ゼクシオ)クラブの開発には初代モデルから一貫して携わってきました。ゴルフクラブを購入されるお客様が最も期待されるのは、飛距離性能の向上です。飛べば飛ぶほど、良いゴルフクラブということになります。そのためには、飛距離性能の向上に対して真摯に応えること。これが「ゼクシオ」の重要な開発コンセプトの1つです。

初代ゼクシオを発売したのは、2000年です。そのころ、当社は住友ゴム工業のスポーツ用品事業部(以下スポーツ事業部)でした。それ以前は、自社ブランドであるダンロップのゴルフクラブを製造・販売すると同時に、キャロウェイゴルフ(以下C社)と日本での代理店契約を結び、C社のクラブも販売していました。

C社とは1988年に販売代理店契約を結びました。当時、市場の中核をなすアベレージゴルファーの多くは、日本でもアメリカでも、プロや上級者向けに開発したクラブを使用していましたが、彼らが開発した「やさしく飛ばせる」クラブは、まさにそういった層に向けて開発されたクラブでした。C社は、アメリカでも日本でも大ブレークし、たちまち有力メーカーへと成長していきました。それに伴い、スポーツ事業部のゴルフクラブの売上も、C社のクラブが約半分を占めるようになりました。

そこに訪れたのが、1995年の阪神淡路大震災です。幸いにもゴルフクラブ生産拠点は宮崎にあり、被災を免れることができましたが、ボール工場は神戸にあったのです。その打撃が大きく、1998年には、スポーツ事業部単体で、赤字を計上することになりました。

追い打ちをかけるように、C社から日本での販売を自ら行おうとする動きが出始めました。そのため、社内が一丸となって、C社を超えるゴルフクラブを開発・販売する必要に迫られたのです。

C社を超えるには、学ぶべきものはすべて学ぶ。それとともに、私たちがこれまで培ってきた基礎研究、「ゴルフを科学」してきたことをすべてつぎ込む。そのような姿勢で開発した結果、生まれたのが初代ゼクシオでした。

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