クオリティマネジメント Quality Management

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HOME > 2013年10月-12月(No.7) > 特集 > 企業のクオリティを高める「女性力」「富士通(株)」
特集 企業のクオリティを高める「女性力」

富士通ブランドの価値を高める「女性力」の素顔とは

富士通(株)
品質保証本部 Qfinity推進室 室長 後藤 直子 氏

 

富士通(株) 品質保証本部 Qfinity推進室 室長 後藤 直子 氏
富士通(株)
品質保証本部 Qfinity推進室 室長
後藤 直子 氏

今、男性社会と呼ばれるモノづくりの現場では、柔軟でしなやかな発想力と連帯力を持ち合わせた女性たちが、感性品質を備えた、製品・サービスを生み出し、新たなマーケットを切り拓く担い手として注目されている。

2001年より富士通では、新世代の全社的改善活動として、「Qfinity」を開始した。「Qfinity」とはQuality(質)とInfinity(無限)を合体させた言葉であり、「無限にQuality」を追求」するという概念を表している。これは、富士通ブランドの価値を高める重要な要素の1つは品質であり、お客様の期待する品質を確保した製品・サービスを継続的に生み出すことが至上命題でもあったからだ。「Qfinity」の中心となるQfinity推進室長後藤直子氏へのインタビューを通じて、富士通ブランドの価値を高める「女性力」の素顔を紐解いてみた。(聞き手:大坪和博)

女性を活用してくれる会社として富士通を選びました。

――富士通への入社を決めた理由をお聞かせください。

私は大学で分析化学を専攻していました。今にして思うと、私自身、理系を選択した時点で、すでに男性に負けたくないというくらいの気持ちをもっていたかもしれませんね。

そのような私が、富士通を就職先として選んだのは、女性を積極的に採用し、活用している企業だったからです。入社後、配属された先は、面接時に憧れた本社オフィスではなく、今は閉鎖されました「南多摩工場」のソフトウェア開発部門でした。本社と違ってまわりに何も建物がなく、配属が決まって連れて行かれた時は正直ガックリしました。

当時は、今と違って一般家庭にパソコンが普及しておらず、ようやくワープロが発売された頃でした。私自身、それまでコンピュータのキーボードを触ったことがなかったので、ソフトウェア部門と聞いて「困ったな」と思いつつ、3年でやめようとその時は心に決めていました。当時は転職雑誌「とらばーゆ」が愛読書の1つとなっていました。

ところが、ソフトウェアの開発現場は、女性が多く仲間意識もある居心地のよい職場だったのです。中には、結婚されてお子さんもおられる大先輩もいて、いろいろな言葉をかけていただき、仕事で一人にされることはありませんでした。この時、チームとして活動する大切さやルールなど、仕事をする上で大切なことを身につけることができたように思います。

当時は、「男女雇用機会均等法」が施行されて間もない頃でしたが、逞しく、しかもしなやかに仕事をこなす多くの先輩たちに囲まれて、毎日いろいろなことを学びながら働き、充実した日々を過ごすことができたように思います。今は残業規制もありますが、当時はフレックスタイム制で、10時までに出社すればよかったこともあり、終電で帰宅することもありました。当時は、私も含め、多くの女性社員が残業をしていました。女性だからということを意識することはなかったように思います。知らないことばかりで、でも何とかしないといけないという気持ちで、目の前の仕事に取組んだ結果、残業も多かったと思います。失敗をして精神的につらいこともありましたが、休日出勤の時に差し入れをしてくださった先輩や、とりとめもない話につきあってくれた同期など、多くの皆さんのおかげで乗り越えることができました。

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